日本大学藝術学部剛柔流空手道部OB会ご挨拶 > 会長 谷口治典

ご 挨 拶

谷口治典 『感謝と希望』






日本大学藝術学部剛柔流空手道部OB会
会長 谷口治典


創部65周年を迎えるにあたり、現役、OB、学校関係者はもとより広く空手道の発展に寄与されておられる諸先生、諸先輩方に深く感謝申し上げます。
ここに空手道部65周年の記しを残せることは感激に堪えません。

大学生として空手に関わる時間は僅か4年です。空手道の深遠な修業の道からみれば、もしかしたらその神髄のわずかな一端にも触れることなく終わってしまう時間かもしれません。技の向上をめざし、探求する心を持ち、改革に挑み、そして新しい空手道の創造を図る、芸術を志す諸君に、ぜひこれらの課題に取り組んで頂きたいと私は願っていますが、それには少し時間が足りないようです。
それでも部活動を通して、人を打つことの痛み、打たれることの痛みを知るとともに、その痛みの中に多くのことを学び、痛みを超えて思いやりをもった人間として成長することができる時間でもあります。

各々の持つ感性を生かし、その独創性とともに積み重ねられた歴史と経験を踏まえ、次なる空手の創造を目指すことこそが、これからの空手道部発展の大きなエネルギーとなり、70年、100年と空手道部を発展させ続けられるものと信じます。
当クラブのOBには現役の全日本空手道選手権大会で活躍中の選手もいます。
OB会員に於いては忙しい仕事の合間にも道着に袖を通し、空手道練磨を通して健全な心身の維持に務めてもらいたい。
その背中はきっと現役学生の指標となることでしょう。

ここに 65周年を記念し、OB会専用WEBページを制作いたしました。
これにより活動の周知・透明化が図れ、全国の会員間の親睦にもつながることと思います。
さらには修練に関する情報連絡はもとより、現役支援の強化・効率化も期待できます。
本WEBページがOB会ならびに空手道部活性化のツールとなることを願います。

平成24年2月25日

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